(前回からの続き)
近未来のメディア業界を予想する“EPIC2014”
皆さん“EPIC2014”はもうご存知でしょうか?これはインターネット技術の急激な発展により2014年までにメディア業界が激変してしまう「近未来の歴史」を描いた話題のネットムービーです。まだご覧になったことのない方はリンクを張っておきますので、ぜひご覧ください。→
"EPIC2014"
さて、この8分間のネットムービーの内容を簡単に紹介するとこうなります。
『2008年にGoogleとAmazon.comの合併企業”Googlezon”が登場、サーチエンジン技術と個人の嗜好の解析・推定技術の融合、そして圧倒的な資本力により様々なサービスの統合化を進め、2014年に “EPIC(進化型パーソナライズ情報構築網)”を完成させる。これは無数の情報源から発信されるネット上の情報を自動的に収拾・選別し、パーソナライズされた情報として個々のユーザーに届ける、マスメディア企業を不要とする仕組みであり、Googlezonは情報のマッチング量に連動した広告収入を積み上げ、莫大な収益をあげるビジネスモデルを築く。その過程で20世紀のIT企業の代表・Microsoftは主役の座を追われ、既存マスメディアの代表・New York Timesはインターネットの世界から退出し、ニッチな紙媒体として細々と生き長らえることになる。』
つまり「Googlezonの出現により、ネット上のあらゆる情報が収集され、各個々人の望みや好みにあわせて取捨選択され、発信される。もちろん無料ですから、紙や映像により一方的に情報を流す従来型のマスメディア企業は消滅し、マスメディアから「マス」をとった、小さなメディア企業に転落する」というわけです。
この“EPIC2014”の予言が全てピタリと当たるかどうかはわかりませんが、かなりいい線をついていると感じます。ただし、このムービーの中では触れられていませんが、「人間が取材して、人間が記事を書く」という点は従来のやり方と何も変わらないはずです。それではその点も踏まえて、この“EPIC2014”をわが翻訳業界にあてはめ、これからの「新しい翻訳市場」とその「新しい翻訳市場での翻訳会社の存在価値」について次回以降考えてみましょう。
(この項、次回へ続く)

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- 2006/09/11(月) 10:04:02|
- 「旧来型の翻訳市場」と「新しい翻訳市場」|
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